Q&A
- シーラントってなんですか?
シーラントとは、乳歯や永久歯の奥歯の咬み合わせの溝を歯科用のプラスティックやセメントで埋めることで、虫歯を予防する方法です。奥歯の溝は、歯垢や食べ物がたまりやすいうえに、歯ブラシの毛先が届きにくいため、とてもむし歯になりやすい場所です。さらにむし歯になった奥歯は進行が早く、治療も大変ですので、むし歯にならないように予防しておくことが大切です。そこで、あらかじめシーラント材で溝を埋めておき、むし歯を予防することをおすすめします。シーラントした後も定期的に歯科医院でむし歯のチェックとシーラントが欠けたり、剥がれたりしてないかチェックしてもらうことが大切です。
- 子どもが歯ぎしりをしていますが、大丈夫でしょうか?
子どもの歯ぎしりは、精神的ストレスや咬み合わせの調整などが主な原因と言われています。子どもでも気持ちが満たされなかったりするとストレスがたまり、蓄積したストレスの発散として歯ぎしりをするとみられています。
2~3歳頃の歯ぎしりは咬み合わせが完成する途中の生理的現象のため心配はありません。また、永久歯が生えはじめ、乳歯と永久歯が混在する時期も咬み合わせが不安定となり、咬み合わせの調整のために歯ぎしりがみられることが多いです。
基本的に子どもの時の歯ぎしりは大きな問題はないですが、顎がだるい、口の開け閉めがしづらい、歯の咬む面が著しく摩耗して平らになっているなどの症状が見られる時は歯科・小児歯科への受診をお勧めします。
- 妊婦歯科健診は必要ですか?
妊娠中はホルモンの変化や悪阻(つわり)などにより、歯磨きなどの口腔清掃が不十分になりやすく、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。
生まれてくるお子さまのためにも妊娠中からお口の健康を維持することは大切です。
- フッ素はどんな効果がありますか?
- フッ素の効果として、歯質強化(歯の表面を酸にとけにくいようにする)、再石灰化の促進(歯から溶けだしたカルシウムやリンの再石灰化)、むし歯菌の酸の産生を抑制(むし歯菌の働きを弱める)などがあげられ、むし歯予防にはとても有効です。継続してフッ素を塗布することで効果が上がります。ただし、フッ素を塗ったからと安心せず、毎日の歯みがき、規則正しい食生活も十分に気をつけましょう。