予防歯科
ブラッシング指導
- 歯ブラシのヘッドの大きさは前歯2本位の歯ブラシを選びましょう。
- 歯ブラシはペンを持つように軽く握ります。
- 歯ブラシの毛先を歯の表面に直角または45度にあてて小刻みに軽く動かしましょう。
- 磨き残しがないように、時々歯ブラシの先端を縦や横に向けて丁寧に磨きます。
- 歯肉も軽くブラッシングします。
- 歯と歯の間など歯ブラシだけではきれいに磨けない部分は、デンタルフロスや歯間ブラシを活用することをおすすめします。
- 歯ブラシは最低1か月に1回交換しましょう。
- 電動歯ブラシも虫歯や歯周病の予防に有効で、歯肉をマッサージする効果もあります。
※普通の歯ブラシも電動歯ブラシも、使い方を注意しないと歯肉を傷つけることがあるので注意しましょう。
フッ素
歯科医院での高濃度フッ素塗布と家庭での低濃度のフッ素(フッ化物入りの歯磨き剤や洗口剤など)を繰り返し使うことが有効といわれています。
歯の周囲にとどまっているフッ素イオンが、歯の脱灰を防ぎ、再石灰化を促進します。
フッ素イオンには、口腔内細菌が増えるのを抑える作用などもあります。
フッ素の主な効果
歯質の強化(脱灰作用の抑制)
再石灰化の促進
むし歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑える。(静菌作用と抗菌作用、細菌の酸産生抑制)
シーラント
乳歯や永久歯の奥歯の咬み合わせの部分には深く複雑な形態をした溝があります。しっかりと歯ブラシを行なっても溝の深い部分には歯垢や汚れが残り、むし歯になりやすい部分です。
シーラントとは、奥歯の溝に樹脂やセメントのシーラント材を流し込み、歯垢や汚れが溝に入り込まないようにして、奥歯の咬み合わせの溝からむし歯が発生、進行することを予防する方法です。
定期健診
むし歯や歯周病の治療が終了した後だけでなく、気になる症状がない時から定期検診を受けられることをお勧めしております。
定期検診では、むし歯や歯周病の診査だけでなく、歯みがき指導、食事指導などもしっかりと行ない、むし歯や歯周病のリスクを減らし、早期予防を行ないます。
また、お口の中の問題を早期発見・早期治療することにより、お口の健康を維持できるようサポートしています。
定期健診の間隔は、お口の状態や生活スタイルなどを考慮して決めていきます。ご自身、ご家族のお口の状態を知る機会でもあります。
ご家族で一緒に楽しく、むし歯や歯周病の予防を行ない、お口の健康を守っていきましょう。
※定期健診の際、歯ブラシを使用します。ご家庭でお使いの歯ブラシで構いませんので必ず歯ブラシはご持参下さい。